安曇野の水-4 穂高神社の銘水

全国的な大社として、少なくも平安時代からの歴史をもつ穂高神社。その駐車場から拝殿へ向かう一角に「安曇の銘水」があります。

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神社の境内にあることから、清涼感もいっそう増してきます。近くには銘水碑も据えられています。

拝殿の裏手に森があり、水が湧いています。その湧水が小さな小川となって境内を流れ、すぐ近くを流れる矢原堰(農業用水)に注いでいます。

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水の豊なところですので境内の木々も元気に育ち、暑い日は生い茂った葉が日陰をつくってくれます。

この銘水から本殿へ向かう左手に樹齢400年といわれるケヤキの大木があります。幹周りが4.2㍍あるそうです。また、立ち上がってからまもなく三叉に分かれますが、この大枝の広がりは28㍍にもなるといいます。

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作家の井上靖が川端康成らと参拝したとき(1970年)に、この古樹に感銘し帰京後、短編小説「欅の木」を書き下ろしています。

また拝殿の前に推定樹齢500年といわれるスギの大木(「孝養杉」)が神木としてそびえています。最近はパワースポットとして人気を呼んでいるそうです。

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