雨が上がり、久しぶりに青空がのぞいた休日。初春の陽気に誘われて「春」を探しに近くを散策しました。行き先は、国営アルプスあづみの公園です。
ネコヤナギが陽の光を浴びて満開でした。春耕前の田畑の姿とネコヤナギは、よく合う初春の風景かなと一人納得しました。
すぐ近くに植え込んであるマンサクも、あざやかな色を誇っていました。マンサクの花色は春の訪れを知らせてくれますね。
雪国の人たちが目にする春一番の花といってもいいでしょう。親しみを覚えます。
春の訪れを告げるといえば、やはりフクジュソウですね。傍らにはオオイヌノフグリも…。
ボケの花芽もたくさん膨らんできていました。
5月になると白色から黄白色へと変わる花をたくさんつけるアキグミは、若葉をだしていました。花のころ柑橘系の甘い香りに誘われて、蜂や蝶が蜜を集めに来ます。
早春に淡い赤色の花を咲かすショウジョウバカマ。ユキワリソウ(雪割草)の別名を持ちますが、花芽を出すには、まだしばらく間がありそうです。
イカリソウでしょうか? 元気の良い新葉をたくさん出している姿からすると、イカリソウだと思うのですが…。
春に赤紫色の変わった形の花をつけます。4枚の花弁が船を繋ぐ錨(いかり)に似た形に似ていることから、この名があります。
ヤブカンゾウも新芽をのぞかせていました。大きいもので5㌢㍍いらいでしょうか。若芽は甘く食用にもなりますが、いとおしさから食べるにはかわいそうですね。
これがやがて大きく育ち、1㍍近くにもなります。夏に橙赤色の花をつけるのですね。
園芸種のネコヤナギも咲き誇っていました。在来種と違って大ぶりの花ですが、まだ花の少ないこの季節、これはこれで楽しませてくれます。