安曇野もこれまで温かい日が続いたことから、秋の紅葉がどんな具合が懸念されていたのですが、ここに来て日中と夜間の温度差が開いたことなどもあってか、標高の高い山では色づき始めています。
安曇野の隣町、池田町・大峰高原の「七色大カエデ」がいま見ごろを迎えています。
この大カエデが植わっているのは標高 1,000mの草原ですが、フォッサマグマが通っているといわれています。
一本の幹から立ち上がりまもなく枝分かれして、太い幹を四方に広げていますが、なかなかこれだけ大きなカエデは 全国的にも珍しいといいます。
昭和22(1947)年、この高原一帯の開拓に入植した人たちによってこのカエデが発見されたのですが、抜根できず根元から1mほどを残し伐採され、そのまま放置されていたそうです。
それから20年余経って連絡道路が整備されてから、形が整った大木に生長したカエデが再発見され、今では全国から多くの見物人が訪れるようになったという経緯があります。
今年は散策道や駐車場、仮設トイレなども整備されたことから大型バスも訪れるようになっています。
紅葉といえば、ハーブスクエアのガーデンのスズランノキも色づき始めました。毎年、鮮やかな深紅に萌えるのですが、ここに来て日ごとに色合いを増しています。
世界の三大紅葉木に上げられるスズランノキですが、頂上部から紅葉が始まり徐々に下へ移って行きます。
いまは7分くらいの色づき具合でしょうか。白くてたわわに見える実がついていますが、この形状がスズランの花に似ていることから、スズランノキという園芸名がついたようです。
今月末ころまでが見ごろでしょうか。
写真はいずれも一昨日のものです。