安曇野の水-最終回 菓子舗「開運堂」の水

安曇野市を南北に貫く大型農道の五差路交差点「烏川」を南へ走ると、左手に老舗の菓子舗「開運堂あづみの菓遊庭」があります。ここの入り口に人気の名水があります。

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近郊からペットボトルなどの容器をもって水を汲みに来る人が大勢いますが、週末ともなると列を作るほどの人気ぶりです。

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開運堂は、城下町・松本市に本店を持つ明治期からの菓子舗ですが、このあづみの店の裏手に大きな製造工場があります。

水汲み口の傍に案内板があり、「この水を使って菓子を作っています」と表示しています。

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この水は地下200㍍掘り下げて水脈にあたって汲みあげている井戸水だそうです。

つまり北アルプスの雪解け水が、扇状地の途中で伏流し地下水脈を形成しているのですが、ここでは200㍍の地下深くを流れているということです。

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店名に「庭」の文字が入るように水汲み口周辺は、手入れのされた庭園になっています。さまざまな樹木や草花が植えこまれ、四季折々に花をつけたり葉の色の移り変わりが楽しめます。

* 北アルプスの大自然の恵みである「 安曇野の水」を9回にわたって紹介してきましたが、この回で終わります。

安曇野を訪れた際には、ぜひ安曇野の水を口に含んでみてください。水のおいしさが実感できると思います。

*  安曇野湧水群の澄んだ水をもっと知ってもらおうと、豊科南穂高の「安曇野わさび田湧水群・いこいの池」(4月20日掲載)を、水中ライトアップを行っています。

9月15日(水)の期間、午後6時~10時まで、水中に北アルプスの山並みに向かってはばたく白鳥の様子を白と青の2色の光で描いています。こちらの詳しい問い合わせは、安曇野市観光協会(TEL 0263・82・3133)へ。

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