安曇野市穂高有明の青原寺境内のハスが見ごろを迎えています。広い池を埋め尽くすほどに広がり、草高は水面よりかなり高く、2㍍近くあり圧巻です。
ハスは夏の季語だそうですが、炎天の下、元気に花開いている姿を、いましばらく楽しめそうです。
「ハス」の語源は、下の写真のように花が終わったあとの花托が、蜂の巣のように見えることから、古くは「ハチス」と呼んでいたそうですが、転訛して「ハス」になった、というのが通説です。
ハスの花は朝早く開き、午後3時ころには閉じてしまいます。早朝、ポンと音を立てて花開くといわれますが、本当でしょうか?
花は3日の寿命といわれ、4日目には花が散ってしまいます。
でも、この池のハスは、まだまだ蕾のものもたくさんあり、今しばらく楽しめそうです。
蓮池の一角に、いまはなかなか目にすることができなくなったガマの穂を見ることができます。
穂の下半分は、赤褐色で太くなっていて、雌花の集まりです。上半分は細くなっていて、こちらは雄花の集合体です。ですから、穂というよりも、一風変わった形状の花と言った方がいいのかもしれません。
ガマも、夏に池や沼地などの水辺に咲く植物です。
青原寺は、山麓線をハーブスクエアから3㌔㍍ほど北へ行った左手(西側)にあります。