春は旅立ちのとき、別れの季節といいますが、安曇野で越冬した渡り鳥たちともその時節がきました。
写真は、雪の降る日に北へ旅立つカモたちの群れです。
コハクチョウそして、これまでにご紹介した冬鳥たちが毎日、グループをつくって北の繁殖地へ向かっています。今シーズン、飛来したコハクチョウは700羽を超えましたが2月の半ばを過ぎてから北帰行が始まり、現在は190羽になりました。
安曇野の清流で羽根を休めた短い期間、わたしたちを楽しませてくれたことにお礼を述べ、帰路の無事と今秋の再会を期待し、この連載を終えたいと思います。
ただ、冬鳥たちが旅立っても、安曇野の清流にはたくさんの水鳥たちが、里山や山地には数多い野鳥たちが留鳥としてフルシーズン暮らしています。
ですから、安曇野の各所で探鳥ができますし、たとえばコサギやカルガモなどをじっくり観察することもできます。
安曇野を訪れた際には、野の鳥、水辺の鳥たちをウォッチングするのも楽しいかもしれませんね。
運が良ければ、写真のようにコサギが羽繕いをしている姿やカルガモ親子の散歩風景などに巡りあうことができるかもしれません。
この「ハーブスクエアだより」でも、折にふれ安曇野の野鳥たちをご紹介いたします。