お船祭りの展覧会が開かれています

安曇野の祭りといえば春から秋まで各地区ごとに催される「お船まつり」が知られていますが、いま市内3カ所でお船に関連するイベントが開催されています。

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各地域の人たちが船形の山車(だし)を造り、祭りの当日に町内を曳きまわし氏神様に奉納する形で催されます。現在、お船祭りは市内30余りの神社で行われ、42艘(そう)の船が祭礼に登場します。

「安曇野のお祭り展Ⅰ」とするイベントは、豊科郷土博物館や穂高、豊科の交流学習センターを会場に12月2日(日)まで開かれています。

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穂高交流学習センター「みらい」には、お船に飾られる人形と、そのパーツが展示されています。すべて手作りされた豪華な衣装や小道具類、人形の頭などを間近に見ることができます。

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豊科交流学習センター「きぼう」では、毎年春に催される三郷・中萱の迫力ある人形飾りものや各所のお船祭りの写真パネルや氏子たちが着る法被(はっぴ)が展示されています。

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また、12月2日(日)のイベント最終日には、豊科郷土博物館で市内30神社に奉納されるお船の中で、堀金・岩原の祭りは唯一の担ぎ舟です。

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舟は祭りの最 後に担ぎ手によって壊されますが、展示したお舟を一般参加者に担いでもらい、実際に壊してもらうという体験会を催します。

この体験は大人が対象で、20人が定員です。申し込み・問い合わせ先は、安曇野のお祭り展実行委員会(☎ 0263・72・5672)です。

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このイベントとは別に穂高神社境内で、お船に飾る穂高人形制作の後継者たちが作った人形の展示が開かれています。

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穂高神社のお船祭りは、320年前の元禄年間にはすでに行われていたことが分かっていますが、お船に飾る伝統的な穂高人形の作り手を絶やすまいと、保存会が3人の人形師を講師に制作教室を開いて後継者の養成をしています。

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人形の頭や、人形に着ける衣装や背景の飾りなどを教室で学んでいて、40~80代の40人ほどが参加しているといいます。

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後継者展は、15日(木)まで開催されています。午前9時~午後5時の時間帯で観覧できます。

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