草丈2.5mほどの多年草で、カナダ、東部アメリカの原産です。森林地の日陰に生育し、夏に刺激臭のあるクリーム色の花が総状花序で咲きます。
メディカルハーブとして利用する部位は、根茎になります。
根はアメリカ原住民の民間薬として用いられてきた経緯があります。十分に生長した根で、有効成分含量が最高になるといわれています。
婦人科系の疾患に有効性が確認されていて、更年期障害、特にのぼせ、頭痛、イライラ、膣の乾燥、睡眠障害などの症状に用います。エストロゲン様作用、降圧作用も報告されています。
また、妊娠初期には用いません。
◆ 和名 アメリンショウマ
◆ 学名 Cimicifuga racemosa rhizona
◆ 主要成分 有効成分については不明
◆ 作用 利尿作用、抗リウマチ作用、抗炎症作用、鎮静作用、鎮咳作用、子宮刺激作用、通経作用