本格的な春の訪れも間近という時季に、大雪が安曇野を襲いました。9日から降り続いた季節はずれの大雪は、10日になって平地で20㌢㍍、ハーブスクエアのある中山間部で40㌢㍍になりました。
降り始めは、春先のなごり雪か思っていた人も多かったのですが…。
見る見るうちに降雪の状態が勢いを増しました。前日まで青々と生育していた麦や作物たちが、雪に埋もれていきました。
雪は一夜降り続き、翌朝木の枝にもこんなに降り積もり、今季一番の積雪量となってしまいました。このため鉄道やバスのダイヤは大幅に乱れ、長野道や幹線道路なども各地で通行止めになりました。
春先特有の重く湿った雪は、アカマツなどの立ち木を倒し、倒木が建物を直撃したり架線を切断するなどして、家屋の損壊や電車の不通、停電など各地に被害をもたらしました。
この季節、安曇野を訪れる方たちも増えてきています。計画を立てるときは、気象予報をはじめ防寒着、車の場合は滑り止めの準備など万全の備えが必要です。スリップ事故も多発しました。