高さ30~80㌢㍍で、細いキク状の茎葉をもちます。根元から何本も花茎を立ち上げ、上部でよく枝分かれしカモミールに似た小花を枝先につけます。
名前の由来にはいくつかの説がありますが、fever(熱)を few(少ない)状態にするもの、という説が有力のようです。名前が示すように解熱効果が高く、古代から薬用に用いられてきました。
解熱効果もそうですが、フィバーフューは頭痛や耳鳴りに高い効果が知られ、医学界でも認められていています。
例えば、フィバーフューのチンキを作っておき、脳血管の収縮を伴うような片頭痛が始まったとき、30分おきに5~10滴ずつ服用します。
慢性関節リウマチの急性期には、1日3回、最高2㍉㍑まで、他のハーブを加えて用います。
◆ 和名 ナツシロギク
◆ 学名 Tanacetum parthenium
◆ 主要成分 セスキテルペン、ラクトン、揮発成分、ピレスリン、タンニン
◆ 作用 抗炎作用、血管緩和作用、消化促進作用、弛緩作用、月経促進、駆風作用