安曇野を流れる河川に一足早い春の訪れを知らせる渓流釣りが、16日解禁されました。この日を待ちわびていた釣り人たちは、犀川水系の思い思いのポイントで糸を投げ込み、久々の当たりを楽しんでいました。
この日にあわせ、漁協では体長30cmほどの大きめサイズを含むニジマス600キロを放流しました。
釣りが楽しめるのは日の出から日没までですが、解禁初日ということもあり一番人気の釣り場には、県内外から太公望が押し寄せ日の出前には50~60人を数えたところもあったということです。
積雪が残る中、しっかり防寒着で身を包み、ポイントを変えながら何度もルアーを投げ入れて魚の引きを待つ釣り人たちの姿が見られました。
しかし、14日から15日にかけて安曇野各地に20~30cm降った大雪が、日中6℃まで上昇した気温で解け出し河川に流れ込んだ影響で、“食い”はあまり良くなかったといいます。その分、2日目以降の釣果が期待できるということです。
このあと、犀川水系では5月初旬にヤマメを700キロ放流する予定で、9月30日の禁漁まで釣りが楽しめます。
犀川水系は、犀川、梓川、奈良井川、女鳥羽川、烏川、穂高川、高瀬川などの各河川になります。
遊漁料は日釣券が1000円(現場券は1700円)、年券が6300円で、釣具店やコンビニで買えます。くわしい問い合わせ先は、犀川漁業協同組合(℡0263・62・2022)です。