以前、お知らせしたガーデンのエルダーベリーが、完熟期を迎えました。
今春、長い期間にわたって次から次へと白花を咲かせて楽しませてくれたエルダーは、ご覧のように一房に70~100粒くらいの黒い光沢のある小粒の実になりました。
というわけで、さっそく穫り入れて、水洗いした後、日陰干しにしました。
6枚の大きな平ざるいっぱいに広げ、これから数週間かけて実の水分を飛ばし乾燥させます。
エルダーベリーの含有成分は、脂肪酸、フラボノイド(ルチン)、ペクチン、粘液質、タンニン、ビタミンC、ビタミンAなどが主なものですが、中でもバイオフラボノイド(ビタミンP)を豊富に含んでいることで知られます。
この色素成分が、風邪、インフルエンザや花粉症などのカタル症状(粘膜の炎症)を緩和させるのに特効があります。欧米では、エルダーフラワー、エルダーベリーを「インフルエンザの特効薬」と呼んでいるほどです。
また、抗炎作用のほか、発汗、利尿作用も顕著です。
まだ熟する手前のものもかなり残っていて、状態を見て随時収穫しますが、今年は相当量の収穫が見込めそうです。