小動物や昆虫の生態がわかる写真展

昆虫や小動物、菌類をふくむ植物などの生態、あるいは山岳を含む大自然の営みを、時間をかけてリアルに写し取った写真展をのぞいてみませんか。

いま、安曇野市穂高の穂高交流学習センター“みらい”で、「第3回 田淵行男賞 写真作品公募受賞作品展」が開かれています。

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「BAT TRIP」と題した組写真は、北海道に生息するいろいろな種のコウモリの知られざる生態を克明に追い、作者が「獣の中でこれほど巧みに飛翔できる者はいないはずだ」と感嘆するほど、その行動に迫っている力作です。今回の、最優秀賞にあたる田淵行男賞受賞作品です。

また、「オオムラサキと共に」は、大型の美しい青紫色の翅をもち、日本の国蝶とされるオオムラサキの交尾から産卵、孵化、幼虫、蛹、成虫にいたるまでの記録写真です。都市近郊では生息地が減り、準絶滅危惧種にしていされているオオムラサキの保護のために、食樹のエノキを植えることから始めた人社会との共生を追っています。

この写真展は、著名な山岳写真家であり、高山蝶の研究などでも多くの功績を残した田淵行男の業績を展示している田淵行男記念館が、開館20周年を記念して企画しものです。自然写真、山岳写真分野の新人発掘を目的にして写真の公募をおこない、組写真129作品の中から最優秀賞などの7作品を展示公開しています。

この後、東京、大阪でも同展示会が開催されます。

7月27日(火)まで/午前9時~午後9時30分まで/木曜日休館/入場無料/問い合わせ先:穂高交流学習センター“みらい”  TEL 0263(81)3111

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