安曇野の水-5 満願寺の水

ハーブスクエア前の山麓線を南へ1㌔㍍ほど行った右手に満願寺へ上っていく道があります。目的地の満願時までは3㌔㍍ほどありますが、なだらかな上り道でトレッキングコースとしても格好の道といえます。

民家が散在し、道の傍らには古い祠(ほこら)があったり石像があったりします。

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さらに進むと道の片側に杉の木立が林立し、森の中を歩いているような風景になります。川が流れる水音が聞こえてくると、右手に切妻造りの屋根の付いた太鼓橋が見えます。

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この橋は明治39年()に再建された「微妙橋」といい、全長15㍍ほどあります。橋板の裏面に経文が書かれていることから「お経橋」の別名があります。

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橋の下を北アルプスの雪解け水が流れていますが、この川を三途の川に見立てお経橋を無事に渡ると極楽浄土へ導かれるそうです。

そのお経橋のすぐ近くに飲用できる水が流れています。「満願寺下の水」です。

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標高750㍍地点の雪解け水ですので冷涼な水で、乾いた喉を潤すには“もってこい”です。

人気のある水で大型のポリ容器に汲み帰り、コーヒーをいれるときに使う喫茶店や調理用に使用する飲食店もあるそうです。

この水汲み場のすぐ横に、信濃二十六番札所の栗尾山満願寺本堂へ向かう参道があります。

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杉木立が続く参道はかなり険しく、健脚者向けのコースです。上りきったお寺の境内には、2000株のツツジの樹が植え込まれていて初夏のころは色鮮やかな花が出迎えてくれます。

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そして境内の中にも水汲み所が数カ所あります。

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満願寺の詳細は → http://manganji.hp.infoseek.co.jp/top.html

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