諏訪湖で御神渡りが2年連続で出現しました

信州の冬景色の一つに、諏訪湖の「御神渡り(おみわたり)」という自然現象があります。出現するかどうか、地元民は毎冬やきもきする日々が続きます。

厳冬に気温が下がって諏訪湖の湖面が全面結氷し、-10℃以下の寒気が数日続くと氷の厚さが10cm以上になります。さらに昼夜の寒暖差で氷の膨張・収縮が繰り返されると、轟音とともに氷が割れて、高さ30~60cmの氷の山脈ができます。これが御神渡りで発生のメカニズムです。

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今冬の諏訪湖は当初、厳しい冷え込みが続き、早くから2年続きの御神渡り出現の期待が大きかったのですが、その後大雪が降ったり、気温が緩んだりという御神渡りには難しい日が続いたりしました。

しかし、22日になって前日までの冷え込みで氷がせり上がり、判定をする八剱(やつるぎ)神社の神官と氏子総代が御神渡りの出現を確認しました。

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しかし、その後また日中の気温が上がり割れてできた氷脈がかなり崩れてしまい、裂け目の周りは水面も覗いています。写真は昨24日の模様です。全面結氷したといわれていましたが、湖の中央部は氷が融けてしまっています。

伝説では御神渡りは、上社の男神が下社の女神のもとへ通った恋の道だということですので、熱い思いが氷をも溶かしてしまったということでしょうか。

御神渡りは、湖の南側から北岸へかけて氷が割れてせり上がりますが、これを「一の御渡り」と呼びます。また南側(諏訪大社上社側)を下座(くだりまし)といい、陸に上がった北側(同下社側)を上座(あがりまし)と呼んでいます。

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今日25日、御神渡り認定の拝観式を氷上で行い、発生地点の下座と終着点の上座の位置を確定して記録することになっています。

こうした記録は500年以上も続いているといわれます。

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諏訪市博物館に天和3(1683)年からの『御渡帳(みわたりちょう)』という記録帳が展示されています。

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氷が融けた水面で、シベリアからの渡り鳥のコハクチョウやカモたちが遊んでいる姿も見ることができます。

 

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