キャッツクロー(cat´s claw=ネコの爪)の名は、この植物が持つ鋭い鈎(かぎ)状の棘に由来します。中央、南アメリカの熱帯雨林に生育し、生長すると30mにも達します。
キャッツクローは最近、最も注目を浴びているハーブの一つです。
注目されている理由は、その強力な免疫組織に働きかけ、自然治癒力を向上させることにあります。
AIDSは免疫機能を低下させてしまう病気ですが、このキャッツクローが免疫機能低下に伴う症状の改善に大きな効果をもたらしました。
また、ガンの発生を抑制したり、ガン治療の化学療法や放射線療法の副作用である感染症、抜け毛、体重の減少、吐き気、皮膚病などを軽減させる効果も報告されています。
このほか、抗炎症、抗菌、抗ウイルス、抗酸化作用を持ち、痛風、リウマチ、神経痛、関節痛、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、肝硬変などに効果のあることが分かっています。
◆ 和名 カギカズラ
◆ 学名 Uncaria tomentosa
◆ 主要成分 アルカロイド(イソテロボディン、ミトラフィリン、リンコフィリン、テロポディン、イソリンコフィリン、イソミトラフィリン)、タンニン
◆ 作用 免疫調整作用、抗炎症作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、抗酸化作用