安曇野の鏝絵-7 火伏せの龍(その4)

昇龍にちなんだ鏝絵をもう少し。

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「龍ではなく鯉ではないか」という勿れ、です。

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確かに鯉が急流を遡っている図ですが、中国の故事に黄河の上流にある龍門の辺りはひときわ流れの激しいところで、下流から登ってきた鯉のほとんどは登るのに往生するといいます。

しかし、努めて登り切ったその鯉はたちまち龍に変身し、天に昇ることができる、という言い伝えがあります。

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豊科真々部の農家蔵にも鯉が描かれています。

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そうです。このような姿の龍に変身するのです。

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「登龍門」のいわれですね。

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こちらの壁にも昇龍が描かれています。

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いずれも安曇野の隣村・山形村で見かけた昇龍です。

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* 安曇野とその周辺で見ることができる鏝絵を「安曇野の鏝絵」として紹介しています。

 

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