エキナセアが花を咲きだしました。根茎があり、茎は長く、こうして頂茎に頭花をつけます。
近年、エキナセアがもつメディカルハーブとしての様々な作用が注目されています。免疫賦活、抗生、抗ウイルスなどの作用があることから、免疫力アップのハーブとして、ハーブティー愛飲者に人気急上昇です。
ハーブティーには、根茎をはじめ全草用います。
純白の手毬のような球状花のアナベルが見ごろを迎えました。
このアナベルは、花芽をつけたころはグリーンで、大きくなるにつれ淡いグリーンに変わり、そして花の最盛期は白色へと花色が変化します。
暑さ、寒さにも強く、日当たりが良くても、半日陰でも育ちます。高さ、横幅とも1.5㍍近くになり、こんもりとした形を作ります。大きくなったら株分けもできますし、挿し木で増やすことができます。
花が終わってもそのままにしておくと、ドライフラワーのようなかたちで花が残ります。冬枯れした状態も、風情があります。剪定は地際近くまで行ってもかまいません。
様々な料理の調味に使用されるオレガノです。花は白色から紫紅色までいろいろあります。葉の色も濃い緑、明るい緑、斑いりのものなど多種あります。
料理に使う場合は、フレッシュ(生葉)よりドライにしたほうが青臭さも取れ、さわやかな香りが増します。
セントジョーンズワートが、あざやかな黄花を開きだしました。花の開花期間は比較的長く、半月以上は咲いています。花には軽いレモンの香りがあります。
直立する茎は枝分かれし、50~100㌢㍍にもなり基部は木質化します。
メディカルハーブとしては、花の部分に抗ウイルス、収斂、鎮静作用があるので、浸出液を作り炎症、外傷、下痢、やけど、痔疾、静脈瘤などに用います。暗く沈んだ気持ちの改善にハーブティーとして飲用したりします。
ベルガモットも、ここにきて一斉に開花しだしました。
エッセンシャルオイル(精油)にベルガモット油がありますが、この柑橘類のベルガモットとはまったく別物で、混乱するのを防ぐため学名のモナルダで呼ぶこともあります。
花に蜜があり、ミツバチがよく飛びまわります。ですから別名「ビーバーム」とも呼びます。ビーはミツバチ、バームはよい香りのする、というようなことでしょうか。
そして和名は「タイマツバナ」です。花姿が赤々と燃える、あの松明(たいまつ)を連想させることからきているようです。
花茎を180㌢㍍ほどたち上げ、薄いピンクの混じった白色花をつけるマーシュマロウも開花しています。葉や根にたくさんの粘液質を含みますので、去痰、潰瘍の修復などを目的にハーブティーとして利用します。
ガーデンを彩る草花として植え込んでいるベロニカも、梅雨空の中に濃い青色の花を立ちあげました。
日本在来種のトラノオの仲間です。写真はロンギフォリアという種ですが、ベロニカは種も多く、花色や草丈も多様です。