本年もよろしくお願い申し上げます

 

お正月休みが明け、今日から勤務に就かれた方たちも多いのではないでしょうか。

ハーブスクエアは昨5日から営業を始めました。

新年早々、ご利用いただいている方たちからいろいろな嬉しい声をいただきました。

その中の一つ、埼玉県所沢市にお住まいのIさんからのメールです。

「肝臓が悪く、10ケ月以上も病院に通い「ウルソ」という内服薬をずっと飲み続けておりましたが、一向によくなりませんでした。

肝臓のハーブティーを飲み始め、同時に「ウルソ」を止めました。1日、最低3回はハーブティーを飲みました。1か月後、肝臓の数値がγ-GTP 168⇒43となり、びっくりしました。3年以上前の数値です!(肝臓が悪い時は体がだるく重くすぐ疲れていました)

その頃、耳鳴りもしており、やはり耳鼻科でいただくビタミンB12だの大量のビタミン剤を飲んでました。その耳鳴りも治っています。本当にありがとうございました。とても助かりました。」

私たちにとっても、オリジナルのブレンドハーブティーがこのように皆様の健康に役立っていただけることに、この上ない喜びと確信を感じています。

本年もこの気持ちを大切にし、スタッフ一同がんばっていきたいと思っています。

どうぞこの年もよろしくお願い申し上げます。

■冬期間の営業時間につきまして■

    12~2月末  10001700

冬期間中はご不便をお掛け致しますが、ご理解頂きますようお願い申し上げます。

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鬼師が遺した飾り瓦   瓦屋看板が教えてくれた鍾馗(松本市)

 

松本市四賀中川の道を走っていて、鏝絵風の看板らしきものが目に入りました。「ん~」と思いながら、車を寄せて確認に歩きました。

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やはり「瓦屋」と書かれています。玄関口を覘くと、空き家になっていて住人の姿が見当たりません。

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かつて瓦屋が存在したということは、周辺を探すと新しい鍾馗さんに巡り合えるかも知れないということです。それに、以前この近くで2体の鍾馗さんを探し当ててもいます。

まだ探索していなかった周辺を流してみました。

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けっこう急な坂道を登り切って行き止まりの宅まで来て、振り向くと大棟に2体上がっているのが見えます。

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上がっていた農家の資材置き場に近づいて見ると、一体は大黒天。となると、もう一体は恵比寿となるはずなのですが…。

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右手の上げ方からすれば、釣り竿を持っていたようにも見えますが…。これが恵比寿かどうか、よく判別できません。

こちらの宅も空き家となっていて、ひと気がありません。母屋の上を見上げると、どうやら鍾馗さんのようです。

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反対側の軒に回ると、こんな姿でした。鍾馗さんを表わすには多少とも稚拙の感が免れませんが、制作者が根をつめて作ったものであることは伝わって来ます。

よく見ると、この鍾馗さん長靴を履いておらず裸足のようです。鍾馗研究家で『 鍾馗を探そう!!』の著者・小沢正樹さん(愛知県在住)によると、裸足の鍾馗さんは全国的にみて少ないということです。

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看板の瓦屋さんが制作したものかどうかは分かりませんが、この地区にも数体の鍾馗さんを見ることができました。

 

 

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年末年始の営業のご案内

いつもハーブスクエアをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

年内は、12月24日(火)まで通常営業し、通信販売も24日まで受け付けいたします。

明年は、5日(日)より通常営業いたします。通販のご注文受け付けも、5日から始めます。

営業時間は、いずれも午前10時~午後5時となります。

どうぞ、ご利用くださいませ。

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北アルプスは冠雪しました

台風一過の17日、秋空が広がった中に北アルプス後立山連峰が雪化粧した姿を現わしました。安曇野からも険しい山肌がくっきりと白く輝く姿を見ることができます。

山小屋からの情報では、雪は16日の夕方から降り始め白馬岳山頂付近で積雪は約20cm、吹きだまりで30~40cm前後あるということです。

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最低気温も市街地で今季最低の6℃前後の冷え込みとなりました。日中もさほど気温は上がらず15℃くらいで、各家庭では暖房を使ったところが多かったようです。

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標高の高いところでの紅葉は始まっていますが、里山はこれからです。赤、黄の紅葉が始まると白い峰々と自然が織りなす絶妙のカラーコントラストが楽しめます。

 

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新そばで味わう奈川・峠路のとうじそば

長野県各地は、これから新そばのシーズンを迎えます。松本市奈川は他地区よりも早く「新そばまつり」(11月4日まで)を開いていて、そば店や宿泊施設などで新そばを味わうことができます。

この時季、新そばを食べたくなると出かけるのが、そば店「峠路」です。目当ては、「とうじそば」です。古くからこの地区で特別な祝いの席で振る舞われてきたそば料理です。

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店名が示すように飛騨地方から紡績工場に向かう女工さんたちが通った野麦峠の麓にあります。

下の画像が野麦峠へと向かう旧道です。

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店の隣りには女工さんたちが休憩したり泊まった小屋が移築され、中を見学することもできます。

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とうじそば( 2人前 2,100円、そばの追加 750円)ですが、まず、鉄鍋にワラビ、ヤマウドなどの山菜やキノコ類、鶏肉、カモ肉などの具が入ったそば汁を煮だてておきます。ゆでて小盛りにしたそば を竹で編んだ「とうじかご」に入れ、さっと鉄鍋にほぐすように入れます。

浸したそばをすばやく椀に盛って汁と具を入れて食します。

香りのよい新そばを口に運び、具だくさんで熱々の汁をすすると身体が温まってきます。

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奈川は標高1200mの地にありますので、日中と夜間の寒暖差が一品とされる旨みと香りの高いそばを育てると言われます。

収穫した奈川のそばは、玄そば(殻のついたそばの実)の殻をていねいにむいて石臼挽き製粉機でゆっくり挽き込みます。

手間のかかるこだわったそば粉づくりをしますので、そば本来の香りと味を失わないそうです。

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新そば料理を食べた後は、色づき始めた周辺で紅葉狩りするのも一興でしょう。

標高1500mをこえる高いところでは、かなり色づいています。

下は野麦峠山頂(1672m)の紅葉です。

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そして、乗鞍・一の瀬園地のシラカバ林も色づき始めています。

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もう一つ、今年はマツタケの当り年だといいます。奈川はマツタケの産地で、路傍のあちこちに出店していて、比較的安価で買うことができます。

〔手打ち蕎麦 峠路 〕 松本市奈川103-10/TEL 0263-79-2514 /営業時間 10:00~16:00/定休日 水曜日/営業期間 4月第3土曜日~11月第2日曜日

 

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レンガ積み職人が遺した建造物~信州編   貴重な水をもたらし現役で働く茶臼山配水池(諏訪市)

眼前に諏訪湖を望む諏訪市上諏訪地区は、古くから湧水もなく井戸を掘っても水脈がなく、町の大部分は古くから角間川やそれを用水路で分けて引いた水に頼らざるを得なかったといいます。

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しかし、上流域に大量の雨が降ると濁流となり、たちまち飲み水に窮しました。

このような時、湧水が得られる集落では、「水見舞い」として大きな漬物桶のような容器に入れて、親戚や知人宅に配り歩いたといいます。

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明治の後期に村内の水質調査をしたところ、飲用に適さない「不良」の結果がでるところも多かったという結果があります。

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いったん川筋などに伝染病などが出ると、たちまち全町に伝播しかねない危険極まる状況にありました。

ですから上水道の設置は、早くからの懸案でした。

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上諏訪町(現諏訪市)は、明治36(1903)年、中央線が開通したことを好機ととらえ町営水道を造ろうとしますが、水源とする集落は強く反対し曲折をたどります。

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大正11(1922)年になって角間川上流の水源地元との水利権問題もようやく解決し、茶臼山に配水池を造成することになり起工式が行われました。

工事が始まった翌年、関東大震災に見舞われ湖畔一帯は相当の被害を被りますが、水道工事は被害を受けず同13年に竣工します。

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レンガを貼った配水池と管理棟、貯水槽点検棟は、この時に建てられたもので、県内の町村では屈指の古さを誇り、いまも現役で稼働しています。

 

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漆喰細工を尋ねる旅-6   秀麗な裏富士がある旧商店(山梨県北杜市)

山梨県の旧小淵沢町、旧長坂町など8町村が合併してできた北杜市の旧須玉町下津金地区に鏝絵のある蔵が建ち並びます。

この下津金地区に明治・大正・昭和の三代にわたって建てられた木造建築の校舎があります。

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明治校舎(旧津金学校)は、明治の文明開化期に西洋建築の洋風デザインの要素を強く取り入れながらも、伝統的な日本の建築技術を持つ宮大工や左官職人たちによって建てられた擬洋風建築で、明治8(1875)年に落成しています。

昭和60(1985)年に閉校するまでの110年間使用されてた校舎です。その後解体されたものの残っていた創立当時の部材で復元し、現在は須玉歴史資料館として使用されています。

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古い学び舎と静かな農村風景が残るただずまいは、懐かしくどこかホッとする雰囲気があります。そこに20点余りの鏝絵が残っています。

今は閉めてしまった店の正面に、屋号を書いた鏝絵と富士山を眺望した鏝絵が飾ってあります。

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山梨県といえば裏富士の雄姿が思い浮かびますが、鏝一本で秀麗な姿に仕上げた裏富士に鏝絵師の郷土愛が見えてきます。

店の横に回ると妻面にも鏝絵があります。

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岸壁に押し寄せる逆巻く波と千鳥が描かれています。

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岩肌と白波は荒々しさを表現するように、立体的な造形になっています。

伝統的な左官職人の技術は、明治に入り洋風建築を次々と建てることができるほど高いレベルにありました。こうした技術は洋風建築の装飾をより豊かなものにし、優れた漆喰装飾を残してきたともいえます。

 

 

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メディカルハーブー50   アグリモニー

アグリモニーはヨーロッパと北アジア原産の多年生植物で、黄色い花穂をつけます。

名前の由来は、肝臓病と中毒の治療に用いた古代ギリシヤ王ミトリダテス6世エウパテルにちなんで名付けられたといいます。

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メディカルハーブとして用いるのは、主に粘膜への治癒作用と収斂による止血作用としての利用が多いようです。

歴史的に見ると、サクソン王国の時代から傷の手当てに用いられ、15世紀には銃創の治療薬「アルケブセード水」の主成分とされました。このハーブに多量に含まれるシリカが、薬効の源と考えられていました。

アグリモニーは、冷性の収斂薬ともいえますので、下痢、気管支炎、尿路感染症などの「熱」症状に用いると炎症、粘膜、毒素を取り去り、治癒を助けます。

皮膚の炎症や潰瘍によく効き、切り傷の出血を止めます。

夏の開花前から開花し始めたころに採集します。

 

◆ 和名  セイヨウキンミズヒキ

◆ 学名  Agrimomia eupatpria

◆  主要成分 タンニン、シリカ、アグリモニン、フラノクマリン、多糖成分、精油、苦味成分、フラボノイド、ミネラル類、ビタミンB、C、K

◆ 作用   収斂作用、鎮痛作用、鎮頸作用、組織治癒作用、抗結石作用、抗バクテリア作用、利尿作用、止血作用、胆汁分泌促進作用、抗ウイルス作用、消化系の強壮作用、通経作用、解熱作用

* ワルファリンなどの抗凝血剤との併用はできません。

 

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8月の営業日のご案内

8月8日(木)から20日(火)までは休むことなく営業いたします。

どうぞ ご利用くださいませ。

通信販売も同じくお申し込み受付いたします。

なお、8月21、27、28日はお休みさせていただきます。

詳しくは「アクセスと営業日」ページの年間営業日カレンダーをご覧ください。

 

 

 

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志賀高原はニッコウキスゲ、コマクサなどの高山植物が見ごろです

北信濃の志賀高原・東館山(ひがしだてやま)はニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の群落で知られていますが、今が見ごろとなっていて眩いばかりの鮮やかな黄橙花が楽しめる時季を迎えています。

ボランティアガイドさんも「今年のキスゲは色も鮮やかで、”当たり年”といえるでしょう」と話しています。

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東館山は標高2,000mありますが、この斜面を利用して冬はゲレンデとなっていてここにニッコウキスゲが群生しています。

発哺(ほっぽ)温泉からゴンドラリフトが出ていて、子どもや足に自信のない方でも8分ほどで気軽に頂上へ行けます。

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ゲレンデ一面に群生していますので、ゴンドラリフトの下に帯状に続くニッコウキスゲを上空から眺めながら山頂まで行けます。

ニッコウキスゲは、朝開花し夕方に散る一日花で、花は漏斗状に開き花びらは6枚あります。

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頂上に着くと、東館山山頂エリアの南斜面に設けられた高山植物園になっています。エリアは約10万平方メートルあるといいますが、この植物園に志賀高原に自生する500種類の高山植物が植えられています。

高原を吹き抜ける涼風の中、初夏を代表するコマクサなど高山植物がたくさん花つけています。

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Img_9347                           コマクサ

Photo_15                         ハクサンフウロ

Photo_9                         ヤマノコギリソウ

Photo_10                         ハクサンオミナエシ

Img_9308                         モミジカラマツ

Photo_11                        ミヤマアヤメ

Photo_12                        ミヤマダイコンソウ

Photo_14                           ヒカリゴケ

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Img_9367                         ミヤマオダマキ

Photo_2                        キバナミヤマオダマキ

Photo_3                           シャジクソウ

Photo_4                       イブキジャコウソウ

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Photo_6                            ドイツトウヒ

Photo                          キヌガサソウ

Img_9338                           アカモノの実

Img_9330                         サンカヨウの実

Img_9382                          ヨツバヒヨドリ

Img_9369                           イワベンケイ

Img_9322                            チダケサシ

Img_9329                          タカネコウリンカ

Img_9352                           ヤナギラン

東館山高山植物園は、7~8月にかけて次々と高山植物が花咲き、見ごろが続くといいます。

 

 

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