野イチゴの葉、根、果実は、昔は薬草として用いられました。
葉や根は下痢と消化器の不調に、穏やかな収斂薬として働き、リウマチ、痛風、関節炎には浄化作用のある利尿薬として効果があります。
野生種や山イチゴの栽培種から生育期に葉を採集し、乾燥させてから使用します。
消化促進を助ける成分を含んでいますので、食欲不振、胸やけ、軽い吐き気、鼓腸、ガスなどの消化障害に用います。
ショウガに似たやや刺激的な風味でほのかな甘みがあり、飲んだ後の清涼感もあり消化促進を助けることから食後のお茶として打ってつけといえます。
◆ 学名 Fragaria vesca
◆ 主要成分 タンニン、粘質物、糖類、有機酸、サリチル酸、ミネラル類、ビタミンB、C、E
◆ 作用 収斂作用、創傷治癒作用、利尿作用、緩下作用、強肝作用、浄化作用