野菜料理のおいしさが満喫できる「野乃庵」

野菜料理のおいしさを満喫できる「野乃庵」をご紹介します。野々庵は「ののあん」と呼びます。

店は昔からここに在った古民家の再利用で、安曇野の風情に合った落ち着きがあります。二階は、以前蚕室として使用していた部分を改修したといいます。

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築100年近い店の横に木彫りの観音さまが祀られ、大事に保存されています。

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食事は安曇野の野菜をふんだんに使った身体に優しい自然食。「重ね煮」という野菜本来の美味しさを引き出す調理法で作られています。

「重ね煮」とは、鍋に切った野菜を層にして重ね、ほんの少し塩をふり、野菜の水分だけで蒸し煮にしたもの。これがすべての料理にアレンジされているということです。

さて、どんな料理が出てくるのでしょうか?

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先付として、蒸し野菜(甘酒ドレッシング添え)、花わさびとカッテージチーズのカナッペ、紫キャベツの酢のものがでてきました。

どれも優しく、はっとするような味わいです。

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凌ぎに、つぶつぶの食感が楽しい、いちじくの田楽。

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重ねお重の一の重(右)は蕗豆腐、二の重に筍の炊き合わせ、かぼちゃと重ね煮の白和え、モロヘイヤのおひたし。

野菜ってこんなに美味しいのかと、しみじみするような味です。

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今日はちょっと特別メニューをお願いしていました。

カマンベールチーズのフォンデュです。
焼いたズッキーニやしいたけ、れんこんなどを丸ごと熱してとろけたカマンベールチーズに絡めていただきます。

シンプルですが、野菜のおいしさをじっくり味わえます。(チーズの写真を撮り忘れてしまいました…)

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小豆玄米ご飯に五種の野菜が入った春巻き揚げ、汁物はレンズ豆の重ね煮スープ。

重ね煮は野菜からうまみを最大限に引き出すので、出汁をとらなくても滋味あふれるおいしいスープができるといいます。

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デザートに穀物コーヒー。

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目も舌も大満足のボリュームで、男性でもお腹いっぱいになるのに、なぜか苦しくなりません。

食後は軽くなるような幸せな気分でした。野菜に感謝し、余すところなく使う重ね煮ならではのマジックなのかもしれません。

今回は6月頃に訪れた時のものですが、献立は毎月替わります。四季折々のおいしい料理を味わってみてはいかがでしょうか。

〔 野乃庵 〕 安曇野市穂高2004/TEL 0263-50-6588 /営業時間11:00~14:00、17:30~(完全予約制)/定休日 不定休

詳しくは、こちら です。

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