安曇野の「チョウの森」でオオムラサキが羽化する準備をしています

安曇野市の長峰山にある「チョウの森」では、これからいろいろな種類の羽化したチョウの舞い飛ぶ姿が見られる季節となって来ます。

先日僅かな時間でしたが、何種かのチョウたちの姿を見て来ました。

まず目にしたのは、前ばねに大きな目玉模様をつけたヒメジャノメ。少し薄暗い森の中では、よく見ないと見落としてしまいそうです。

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ハナショウブの上ではねを休めているのは、ツマグロヒョウモンです。

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なんでもツマグロヒョウモンの雄は見晴らしのいい山頂部で縄張りをつくり、飛来する雌との出会いを待つのだそうです。

ほかの雄が来るとスクランブルを掛け、占有地に立ち入らないように追い払うということです。

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チョウの森は、北アルプスの峰々と安曇野を一望できる長峰山(標高934m)にあります。

山頂東側の森林の一区画を数年前から整備し、チョウが食樹とする草木を植えさまざまなチョウが飛来する自然環境づくりを進めています。

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ミスジチョウです。昨年生まれた個体が越冬し、幼虫はイタヤカエデを食樹として大きくなりこの時期のみ発生するそうです。

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国蝶のオオムラサキの幼虫が、エノキの葉を食べていました。一本のエノキに何匹いたでしょうか。食欲も旺盛で、ほぼ食べつくされた枝もあります。

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これがやがて羽化して、あの大きくて美しい 紫色の翅をしたチョウになります。

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昨夏、唸るような羽音に驚き、鮮やかな翅の色に感嘆しました。今年ももう少しすると羽化し安曇野の空を舞ってくれることでしょう。

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もちろんモンキチョウやモンシロチョウもいましたし、カラスアゲハも元気良く飛んでいました。

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カラスアゲハは高い位置をかなり早い速度で飛翔していましたので、撮ることはできませんでしたが…。

 

 

 

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