早苗、水鏡、雪形、レンゲ~安曇野に残る農村風景です

安曇野はいま田植えのシーズンを迎え、あちこちの田んぼに次々と苗が植えこまれ、農家は多忙を極めています。

雪を被った北アルプスの秀峰・常念岳。早苗が植えられた山麓の水田。その水田に映る山影。この時期見られる安曇野ならではの光景です。

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水を張った水田が鏡のように山々を映すことから、このような情景を水鏡と呼びます。     

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植えこまれて間もない早苗が、元気よく活着しているのが分かります。     

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常念岳の中央部の山肌に、「常念坊」(袈裟姿で徳利を持つ僧侶の姿)の雪形が現れています。向かって左手に「万能鍬」の雪形も出来つつあります。

雪形は昔から農家の人たちに、農事暦を知らせてきました。田植えと前後して蔬菜の種蒔きや苗の植え付けも始まっています。

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近くの休耕している田んぼにレンゲが花開いています。

レンゲは大気中の窒素を取り込み蓄えながら育ちますので、昔は緑肥としてあちこちに植えられていましたが、今はなかなか見ることができなくなってきました。

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レンゲといえば蜜蜂ですが、朝早くからたくさんの蜜蜂が採蜜にきています。

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