安曇野にも、ようやく遅い春の訪れです。安曇野の清流で栽培されているワサビの花が見ごろを迎えました。
ワサビは例年、2月の下旬から花を咲かせ始め、3月の中頃にはワサビ田一面に白花が見られるのですが、今年は寒さが続いたため半月ほど遅れているようです。
穂高の大王わさび農場は栽培面積で国内一になりますが、それぞれの畝に植えつけられたワサビが競うように咲き誇っています。
また農場内の早咲きの紅梅も満開になっていますし、白梅は5分咲きといったところでしょうか。安曇野はこれから梅の時季を迎えます。
鮮やかな黄金色の花は、リュウキンカ(立金花)です。
早春の湿地に自生する水辺の花ですが、安曇野市豊科重柳にある田淵行男記念館の庭で見ることができます。
満開状態ですが、例年と比べるとやはり2週間は遅いようです。
開花期が長く、安曇野では桜が咲き終わってもまだ見ることができるのですが、今年の桜はまだまだ蕾が固く開花が遅れそうです。
リュウキンカはすでにほころび始めている花もあり、桜とリュウキンカがともにみられるのかどうか分かりません。