ローズマリーの語源は、「海の露」を意味し地中海沿岸の崖に自生していたことから名付けられたといいます。
また、聖母マリアがイエスを抱いて逃避行中、芳香のする白い花が咲く木に青色のマントを掛けて休んだところ、白花は青色に変わったというエピソードも残っています。
以来、ローズマリーの花色は青色だったのですが、現在は品種改良が進み、ピンク、紫、白花など多彩になっています。
独特の強い芳香が、身体に活力を与え脳の代謝活性を図るとされ集中力や記憶力の向上に役立つとされます。
関節痛、筋肉痛、食欲不振や軽い吐き気、ガスなどの消化障害にも用いられます。
昇圧作用があることから、血圧が低くて朝がつらい人にもお薦めのハーブです。
◆ 和名 マンネンロウ
◆ 学名 Rosmarinus officinalis
◆ 主要成分 苦味成分、タンニン、ロズマリン酸、カフェ酸、クロロゲン酸、ゲンクワニン、ルテオリン、カルノシン酸、カルノソール、ロスマノール、ウルソール酸、オレアノール酸、ベルベノン、α-ビネン
◆ 作用 収斂作用、消化液分泌促進作用、消化管平滑筋弛緩作用、駆風効果、殺菌作用、鎮頸作用、利尿作用、発汗促進作用、胆汁分泌促進作用、神経系に対する強壮作用、強心作用、血液循環促進作用、血管壁の強化、昇圧作用