牧草として日本にも帰化したおなじみのクローバーです。赤紫色の花をつけ、花から甘いクローバー蜂蜜が採れます。葉は、緑色の3枚の小葉があるのが通常です。
弱いエストロゲン様作用物質を含んでいることから、のぼせをはじめとする更年期障害に用いられます。閉経後の女性では、コレステロール値の低減も助けます。
抗ガン成分を含有していることが確認され、1930年ころから乳がんの治療などに使用されています。
ほかにも多くの効能があり、抗凝血作用があり冠動脈血栓に効果があることや風邪インフルエンザの症状緩和にも役立ちます。去痰、子どもの皮膚疾患にも有用です。
妊婦や、ワルファリンなどの抗凝血薬を使用している人には使用しません。
◆ 和名 ムラサキツメクサ
◆ 学名 Trifolium pratens
◆ 主要成分 イソフラボン(エストロゲン様物質)、アントシアニン、シリカ、コリン、カルシウム、レシチン
◆ 作用 利尿作用、鎮頸作用、消炎作用、精神安定作用、腫瘍の成長抑制作用、抗凝血作用、女性ホルモンの分泌調整