♪ 春とは名のみの 風の寒さや—
吉丸一昌作詞、中田章作曲の「早春賦」は、早春の安曇野をうたい上げた歌曲として有名ですが、ここのところ安曇野はこの歌詞にあるような日々が続いています。
早春賦の碑が建つ安曇野市穂高の歌碑公園は、すぐ横を流れる穂高川の川面をわたってくる風が身を切るほど冷たいときもあります。
連日、日中の最高気温も3~7℃前後で、近くのウメの木も幹に雪を残し、開花しようかどうか迷っているようにも見えます。
同じ市内でも標高の高い山間部は、降雪状態です。写真は、穂高牧地区を流れる烏川(からすがわ)の昨日の雪景色です。
春の名残り雪ですので時間がたつとやがて溶けますが、「春は名のみの風の寒さや」を実感する安曇野の昨今といったところでしょうか。