ケショウヤナギは、赤く色づいてるかな? と思い立ち、出かけました。場所は、安曇野市の近く、波田町の梓川べり。
厚い雪雲がおおい北アルプスの山並みを望めません。でも槍ヶ岳を源とし、上高地を経てくる梓川の流れは、この日も澄んでいました。
その河川敷に、若枝を紅色に染めたケショウヤナギがありました。
このケショウヤナギは、植物分類上では「ヤナギ科ケショウヤナギ属」で、一属一種の珍しいもので、日本列島がユーラシア大陸と陸続きだった氷河期からの「生きた化石」として貴重な植物と案内板にあります。
生長が早く、樹木全体が“化粧“するのは数年間で、10年もすると化粧するのは、枝先だけということです。
しかも、紅色に染まるのは冬の季節に限られます。
日本でケショウヤナギが自生しているのは、北海道の一部と上高地、この梓川の流域のみだそうです。
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